ウイングトラベル
観光庁、観光関連施設向け外国語表記の手引き作成
誤訳発生の背景を明らかにして改善点を整理
観光庁は訪日外国人観光客の受入環境の向上を目的に観光関連施設における外国語表記の誤訳などの実態調査を実施した。調査では誤訳などが発生する背景を明らかにした上で改善点を整理。さらに外国語表記の具体的なポイントを「外国語表記の手引き」としてとりまとめた。
実態調査は外国人目線による誤訳などの実態を把握し、誤訳を生み出しているメカニズムを翻訳手法、実施体制、支援体制の3つの視点で検証し、現地調査の実施の視点を整理した上で、東京・広島の2都市で136施設を訪問し外国語表記と翻訳の背景の把握を行った。
調査結果から外国語表記の誤訳パターンとして「意味の通らない文章」「適切な単語が使われていない」「スペルミス・文字の間違い」「意味は通じるが適切ではない」「プラスαの表現がない」の5つに分類。それぞれのパターンにおいて目指すべき翻訳のレベルを設定し、レベルごとに改善の視点を整理した。