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2020.03.19

WING

防衛省、大本営地下壕跡の一般公開準備状況を公開

一般公開時期は未定、新型コロナの情勢見極め判断

 防衛省は3月18日、4月1日から一般公開を開始する予定だった市ヶ谷の防衛省本省の地下にある大本営地下壕跡の準備状況を報道陣に公開した。
 この地下壕は、1941(昭和16)年に大本営陸軍部・陸軍省・参謀本部などの陸軍関係の中央部局が三宅坂から市ヶ谷に移転したことに伴い、同年8月から翌1942年12月にかけて建設したもの。今回の公開は、2016年3月末に政府が決定した「明日の日本を支える観光ビジョン」を受けて、防衛省内で将来的な保存・公開を検討した結果、構造補強などの整備を行った上で一般公開することにしたという。
 防衛省によれば、大本営地下壕跡の一般公開は約20年ぶりとのこと。過去、防衛省(当時防衛庁)が市ヶ谷に移転する20年以上前には一般公開をしていたが、細かな記録が残っていないとのことで、「1993年ごろまでは一般公開していたようだが、防衛庁が六本木から市ヶ谷に移転するにあたり、工事の関係で公開を取りやめたようだ」と説明した。なお、河野太郎防衛大臣は2016年6月に行われた政府関係者対象の公開時に見学し、その様子をSNSに上げている。
 当初は既報の通り、4月1日から市ヶ谷台ツアーの見学コースとして一般公開を予定していたものの、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため公開を延期。防衛省は、3月18日時点での公開予定時期は未定とし、「新型コロナウイルス関係の情勢を見極めて判断する」と話している。
 この地下壕跡は戦前に大本営陸軍部や陸軍省が入る建物のあった区域の地下15メートルに位置。内部は・・・・・・・・・・・・・・。

※写真=防衛省は3月18日、防衛省本省の地下にある大本営地下壕跡の準備状況を報道陣に公開した。
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