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東シナ海防空識別圏内で中国Y-8早期警戒機確認
飛来後に周回飛行、南西空戦闘機が緊急発進
統合幕僚監部は3月23日、東シナ海の防空識別圏内で中国のY-8早期警戒機の飛行を確認した。当日午後、航空自衛隊南西航空方面隊の戦闘機を緊急発進させて対応に当たった。Y-8による領空侵犯はなく、危険な行為などもなかった。
中国のY-8は、東シナ海の西方から1機で飛来して、右回りに飛行を行った後、飛来した方向へ引き返した。同型機の飛来による緊急発進はおよそ2年ぶり。飛行の目的などは不明ではあるものの、早期警戒機という特徴から、別の空域を飛行する戦闘機などと連接した訓練など想定される。
※図=中国Y-8の飛行ルート(提供:統合幕僚監部)
※写真=緊急発進した南西空戦闘機パイロットが撮影した中国Y-8早期警戒機(提供:統合幕僚監部)