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関西空港、3月末の国際線運航は当初計画のわずか9%
計画比91%もの大量欠航に広がる先行き不安も
関西空港の国際線運航便数が、冬ダイヤ最後の6日間である3月23日~28日までの期間中、当初計画していた運航便数と比較して、わずか9%に留まる見通しにあることが明らかになった。関西空港を運営する関西エアポートによれば、当初計画では6日間合計で1220便の国際線の運航が計画されていたが、計画便の実に91%に相当する1107便もの大量欠航が発生することになってしまった。
新型コロナウイルスの感染拡大は、世界の航空ネットワークを文字通りズタズタに切り裂いた。これまでLCCの台頭や中国方面などを中心に、路線ネットワークを堅調に増やしてきた関西空港だったが、新型コロナウイルスの感染拡大によって運航便が激減。蓋をあけてみれば、今冬ダイヤ最後の6日間の運航便数は、計画比9%にまで落ち込んでしまった。
関西エアポートによると、欠航の原因は確認できていないものもあるため、欠航便のすべてが新型コロナウイルスの感染拡大に起因したものと断定できるものではないとの見方を示しつつも、尋常ではない状況にもはや頭を抱えるしかない様相だ。・・・
※写真=関西空港における今冬ダイヤ最後の6日の国際線運航便数は計画比わずか9%に