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2020.03.25

WING

NAA、更なる機能強化で住宅6000戸へ新規防音助成

第一種区域内住宅1万2700戸に、横風用指定解除へ

 成田国際空港会社(NAA)は3月24日、成田空港の更なる機能強化に伴って拡大する騒音区域内の住宅約6000戸に対し、新たに騒音防止工事の助成を行うと発表した。これは国土交通省が同日告示した騒音区域の追加指定・指定解除を受けた決定。施行日は4月1日で、このとき範囲内に所在する住宅を中心に対象とする。従来の騒音区域では、約6700戸の住宅が助成対象だった。そのため従来・新規合わせると、約1万2700戸の住宅が工事の助成対象となる。またこれまで横風用滑走路として指定された騒音区域は、計画中止のため指定解除となる。NAAは、同地区の約200戸に対する助成を2021年3月31日までとした。
 この騒音区域は、国交省により「公共用飛行場周辺における航空機騒音による障害の防止等に関する法律」(航空機騒音防止法)に基づいて定められる。そのうち第一種指定区域(Lden62db)については、住宅の防音工事の助成が必要な区域としている。この度の告示では、成田市、山武市、多古町、芝山町、横芝光町、稲敷市、河内町が含まれ、面積にして従来の約1.7倍、1万3500ヘクタール(5700ヘクタール増)まで拡大することになる。また、・・・・・・・・・・・・・。