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川崎重工業、25年ぶりのジェットフォイル新造船
ボーイングから権利継承以降で累計16隻目
川崎重工は3月26日、同社の神戸工場において建造中の超高速旅客船(川崎ジェットフォイル)「セブンアイランド結(ゆい)」の命名・着水式を挙行した。この式典は、共同発注者である東海汽船と鉄道建設・運輸施設整備支援機構の関係者が出席して行われた。「セブンアイランド結」は6月に納入した後、東京竹芝と伊豆諸島間を結ぶ旅客輸送を担う。
ジェットフォイルは全没翼型水中翼旅客船。高速推進性能と船酔いの無い快適な乗り心地を備え、国内の離島航路をはじめとする高速海上交通を担う。2基のガスタービンエンジン駆動のウォータージェット推進機から毎秒3トンの海水を噴射して前進し、前後2枚の水中翼に発生する揚力で海面から浮上することで、最高時速43ノット(時速約80キロメートル)以上の超高速航走を実現。波高3.5メートルの荒波でも安定した航走ができ、航空機と同じように船体を内側に傾斜させることでスムーズな旋回も可能だ。
なお川崎重工は1987年にボーイングから・・・・・。