エンブラエル、Phenom300Eが型式証明取得

ブラジル、欧米から「トリプル」認証、2Qから納入開始

　エンブラエルは3月27日（米国フロリダ州メルボルン現地時間）、ブラジル当局（ANAC）、欧州安全庁（EASA）、そして米連邦航空局（FAA）の3当局から、Phenom300Eの型式証明を一度に取得することに成功したことを発表した。エンブラエルによれば、今年第2四半期（4-6月）にも顧客に対する引き渡しをスタートする。
　Phenom300Eは、Phenom300の最新派生機で、航続距離の長さと速度に定評がある機体だ。エンブラエルによれば、その航続距離が2010海里（3723キロメートル）、464ノット（時速：約859km）で飛行することが可能。離陸距離は3209フィート（978m）で着陸距離は2212フィート（674m）となるなど、目標を達成することに成功したという。さらに、Phenom300Eでは、オーバーラン認識・警報システム（ROAAS）の認証を受けたほか、ウィンドシア予測、緊急降下モード、PERF、TOLD、FAA Datacomなど、各種アビオニクスのアップグレードの認証も受けた。
　また、コックピットでは、・・・・・。