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エアバス、英・独の翼関連3工場で人員減らした操業に
新型コロナ影響、3週間もの長期におよぶ措置
エアバスは3月26日(仏トゥールーズ現地時間)、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、エアバス機の翼を生産する英国のフィルトンおよびブロートンの両工場と、ドイツのブレーメンの工場において、スタッフの数を減らした操業を実施することを発表した。
英国のフィルトン、ブロートンではイースター休暇を延長し、一方でドイツのブレーメン工場についても労働時間を短縮する。いずれの工場についても、工場を完全に閉鎖することはないが、昨今の状況を鑑みて対応を講じることを決めた。現時点でどの程度生産を落ちるかなど、具体的なことは明らかになっていないが、この措置は3週間もの長期におよぶ見通しだ。
欧州で新型コロナウイルス猛威を振るうなか、エアバスは去る3月17日、4日間に亘りフランスとスペインの工場を完全に閉鎖することを発表。その後3月23日以降、部分的な再開に漕ぎ着けたものの、未だに完全稼動には至っていない。だが、英国、ドイツ、米国では通常のレートで生産を行っていた。
そうしたなか・・・・。
※写真=エアバス機の翼を生産する英国とドイツの3工場でスタッフの数を減らした操業。写真はブロートンのA350主翼生産ライン