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エアバス、スペイン国内の生産活動を2週間停止
3月30日〜4月9日まで、サポートなど一部は稼動も
エアバスは3月30日(仏トゥールーズ現地時間)、3月30日から4月9日までの2週間、スペイン国内における生産活動など、その多くの活動の停止を発表した。スペイン政府が新型コロナウイルスと闘うために、3月29日に発表した新たな指針に従うかたちで、エアバスとしてもスペイン国内の大部分の活動の停止に踏み切る決断を下したかたちだ。
スペイン国内における、民間航空機、防衛宇宙、そしてヘリコプターの生産などを対象として、スペイン政府による制限が解除されることが予想される4月9日まで、その活動を停止する。ただ、エアバスは民間航空機、ヘリコプター、防衛宇宙における複数の活動は依然として重要だとし、セキュリティ、IT、エンジニアリングなどの必要なサポート機能などは、活動を抑えながらも継続する。こうした領域における一部の活動についても、会社側が実施するスタッフに対する厳しい健康管理および安全対策の下で行う方針だ。
エアバスは去る3月17日、4日間に亘ってフランスとスペインの工場の操業を停止することを発表。この4日間において、フランスとスペイン国内工場の除菌などの清掃作業を行った。さらにスタッフの健康管理と安全対策を強化して、フランスとスペイン国内の工場は3月23日以降、部分的に操業を再開していた。
しかしながら、スペインのサンチェス首相が3月28日、テレビ演説のなかで不要不急の経済活動を止め、労働者は今後2週間、自宅待機しなければならないとすることを表明。・・・・・・・。