ウイングトラベル
マンダリン航空、成田−台中路線に新規就航
初便で林台中市長ら来日、セレモニー盛大に
チャイナ エアライングループのマンダリン航空は、6月14日より成田−台中路線に新規就航し、首都圏と台中市を結ぶ直行便を初めて開設した。台中市では今年11月3日から「2018台中フローラ世界博覧会」が開幕し、日本から台湾中部への旅行者誘致に弾みをつけたい考えで、成田と台中を結ぶ新路線に大きな期待が集まっている。14日の初便では、林佳龍台中市市長、チャイナ エアライングループの何煖軒会長をはじめとする代表団が来日し、成田空港第2ターミナルで就航記念式典を開催したほか、台中フローラ世界博覧会のPR会見を行い、台中訪問を呼びかけた。
就航記念式典で挨拶したチャイナ エアライングループの何煖軒会長は、「チャイナ エアラインは、今年で成田就航40周年の節目を迎えた。その記念すべき年にマンダリン航空が台中−成田路線に新規就航したことは、大変有意義なこと」とした上で、「台中路線の開設により、日本から台湾中部への観光促進の手伝いができれば」と、訪台需要促進に力を入れる考えを示した。
何会長は、「近い将来、新機材を購入し、マンダリン航空にも大きな機材をシェアしていきたい」とも述べ、需要動向を見ながら機材大型化も検討する方針を示した。成田−台中路線は、エンブラエル190(エコノミークラス103席)で運航を開始する。国交省東京航空局によると、同機材の成田乗り入れは恐らく今回が初めてではないかとしている。7月13日までは定期チャーターとして運航し、その後の定期便化を予定している。
来賓として挨拶した謝長廷台北経済文化代表処駐日代表は、「台中と成田を結ぶ直行便はこれまでなかったが、今日から週7便で結ばれる。日本の皆さんが直行便を利用し、台中へ、台中フローラ世界博覧会へ来ることを願っている。そして、台日相互訪問がさらに拡大することを期待している」と挨拶した。
※写真=成田−台中路線の就航セレモニー