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2020.04.01

ウイングトラベル

宿泊施設の破産や営業停止相次ぐ、TSR情報

福岡の原鶴温泉咸生閣、北海道の自然塾

 東京商工リサーチ(TSR)によると、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う宿泊客数の減少が直撃し、宿泊施設の倒産が増加している。
 それによると、(株)原鶴温泉咸生閣(福岡県うきは市吉井町千年14-1、設立1968年11月、資本金4000万円、稲舛政子社長)は3月31日、福岡地裁久留米支部に破産を申請した。負債総額は約2億円。
 温泉旅館「原鶴温泉咸生閣」を経営。1998年5月期には売上高約2億5000万円を計上していたが、競合激化や施設の老朽化で集客力が低下。2017年7月の九州北部豪雨後も営業を続けてきたが、2019年5月期の売上高は約7500万円まで低下。今年に入り新型コロナウイルス感染症の拡大によりキャンセルが発生、先行きの見通しも立たないことから3月13日には休業し、その後破産申請の準備に入っていた。