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エアバス、ヘタフェで3Dプリンター用いた医療用バイザー製造
新型コロナ対策、一夜で医療用機器製造に変貌
エアバスは4月1日(ヘタフェ現地時間)、スペインのエアバス主要工場において、保有する3Dプリンターを使って医療用バイザーの製造を開始したことを発表した。スペインは欧州域内でも新型コロナウイルスの感染拡大と多数の死者が発生している爆心地の一つ。スペイン国内のエアバス工場でも航空機など生産がストップするなど、甚大な影響が生じている。
航空機産業界では、その高い技術力やサプライチェーン管理能力などを活かして、異業種である医療用機器の製造へと舵を切る企業が複数出てきた。新型コロナウイルスの感染拡大という未曾有の危機に立ち向かうべく、得意のものづくり力を活かそうとする動きだ。
そうしたなかエアバスのヘタフェ工場では、昼夜を問わず20台以上の3Dプリンターを稼動して、医療用バイザーのフレームを製造。すでに・・・
ドイツでも医療用バイザープロジェクト支援
※写真=スペインのヘタフェ工場で医療用バイザーの製造を開始。3Dプリンターでバイザーのフレームを続々と製造中だ(提供:エアバス)