ウイングトラベル
JAL入社式、オンラインで実施、2315人が入社
赤坂社長「これまでと規模違う」が反転攻勢へ
日本航空(JAL)グループは4月1日、オンライン形式で入社式を実施した。通常グループの入社式は、羽田空港のハンガー内で一堂に会して実施してきたところだが、新型コロナウイルスの拡大を防止するため、モニターを通じて執り行うこととなった。式典には赤坂祐二社長のほか、在京の関連会社社長13人が出席。34社2315人の入社を祝った。
赤坂社長は新入社員に向けた祝辞の中で、新型コロナウイルスの影響で航空業界のみならず、世界経済全体が未曾有の危機に直面していると説明した。航空業界はこれまでにも様々なイベントリスクを経験してきたが「これまでとは全く規模が異なる極めて深刻な事態に陥っているといわざるを得ない」と、危機感を隠さず述べた。
JALグループでは、イベントリスクを契機とした経営破綻を痛恨の反省として、常にリスクに対する備えを積み重ねてきたと説明。今回は「これまでの備えを一気に使い果たすほどの大打撃を受ける可能性がある」としながらも、終息を迎えるまでの間、蓄えてきた余力を使って「次の反転攻勢に向けて、抜かりない準備を行っていかなければならない」と述べて、自信と誇りを持って一歩を踏み出すよう鼓舞した。
※写真=JALは入社式を挙行して2315名が新たに入社した