記事検索はこちらで→
2020.04.07

WING

ICAO、ベナンがCORSIAに参加表明

CORSIAに対する新型コロナ影響も追跡中

 国際民間航空機関(ICAO)は4月6日(モントリオール現地時間)、新たにベナンが国際線の温室効果ガス排出削減制度(CORSIA)に参画することを表明したことを発表した。ICAOによれば、ベナンの参加により、2021年にCORSIAのパイロットフェーズがスタートすれば、83カ国でオフセットがスタートし、国際定期便の実に76.64%で適用されるとしている。
 CORSIAは、2016年のICAO総会で、2021年以降、CO2排出量増加を伴わない国際航空の成長スキームを採択したもの。2021年のスタート時から、自主的な参加としてフライトで発生したCO2排出量のオフセットが義務付けられ、オフセット分の費用負担が生じる。
 ICAOは新型コロナウイルスの感染拡大が、世界の航空輸送に甚大な影響を及ぼしており、今年の航空交通にどれほどの影響が発生するかは現時点では定かではないとしており、新型コロナウイルスによる影響を、詳細に追跡しているという。・・・