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2020.04.08

WING

楽天モバイル、ドローン活用した携帯基地局竣工検査

基地局開設とネットワークエリア拡大加速

 

 楽天モバイルは4月7日、無人航空機管制プラットフォームおよびドローンに関する各種ソリューションを開発・提供するグループの楽天AirMapと共同で、ドローンを活用した自社の携帯電話無線基地局の竣工検査を本格的にスタートしたことを発表した。
 この竣工検査は楽天モバイルが全国各地で順次開設している基地局に対し、ドローンで多角的に撮影した写真を用いる。楽天モバイルと楽天AirMapはこれまで、一部の地域でドローンを活用した竣工検査を試験的に実施してきていた。
 一般的な竣工検査は、基地局が設置されているアンテナ用コンクリート柱に作業員が登ることによる目視・目検で行われるため、安全対策の徹底や、作業時間・人的コストの削減が課題だった。この作業をドローンで代替することにより、短時間で効率よく、安全に配慮した検査の実施が可能になることから、全国で本格的に活用することにした。これにより、楽天モバイルの自社基地局の開設およびネットワークエリアの拡大を加速することを目指す方針だ。

 

※写真=楽天モバイルと楽天AirMapが基地局竣工検査に本格的にドローンを活用(提供:楽天モバイル)