BAE、英NHSにフェイスシールド12万個以上を寄付

航空部門などが協力、3Dプリントで設計・製造

　BAEシステムズは4月8日（英国現地時間）、英・国民保険サービス（NHS）に対し、12万個以上のフェイスシールドを寄付すると発表した。BAEシステムズでは既に、ロールス・ロイスなども参画している人工呼吸器増産コンソーシアムに参画して人工呼吸器増産に乗り出しているところ。
　今回の取り組みでは、通常時はユーロファイター・タイフーンを含む戦闘機用部品を製造している航空部門の従業員と潜水艦事業部門が新設計のフェイスシールドの部品を3Dプリントで製造する。また、サプライチェーンを通じ、さらに数万のフェイスシ－ルドを追加調達。既に2万個以上のフェイスシールドが英国全土のNHSの拠点に向けて配送され、残りも4月中にNHSに提供するとしている。
　BAEシステムズは今回の寄付について、「我々はNHSのスタッフが毎日ウイルスと直面しつつ働いている姿に感動し、支援を行いたかった」と寄付に至った理由を話し、「フェイスシールドの必要性を聞いたので、効果的な製品を早急に届ける方法を探した」と語った。そして、・・・

※写真＝BAEシステムズはNHSにフェイスシールド12万個以上を寄付する（提供：BAEシステムズ）

※写真＝3Dプリントで製造したフェイスシールドの部品（提供：BAEシステムズ）