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自民党秋田県連、イージス・アショアで要望書手交
必要性など地元団体への丁寧な説明を求める
河野太郎防衛大臣は4月9日、防衛省で自由民主党秋田県支部連合会の国会議員4名と会談し、防衛省が配備を計画しているイージス・アショアの候補地選定作業において、最終候補地の選定前に、地元自治体や各種団体に配備計画や配備の必要性を説明することを求める要望書を受け取った。
イージス・アショアについては、配備候補地となった秋田県・山口県への説明資料に誤りがあったことや、住民説明会での緊張感を欠いた行為など不適切な対応があったため、候補地選定の再調査をゼロベースで実施。山口県については、2019年12月に山本ともひろ防衛副大臣が山口県を訪問して関係自治体の首長に対して再調査結果を報告済みだが、秋田県については、防衛省が新屋演習場を含む県内外の候補地20ヵ所を再調査しているところで、4月末が調査期限となっている。
河野防衛大臣は冒頭、「再調査をしっかりやった上で、ゼロベースで判断するということで調査をお願いしている」と説明した。それとともに、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、秋田県へ直接赴くことについては、今後相談したいと述べた。
これに対し、自民党秋田県連の金田勝年会長は2月の訪問時に行った、新屋演習場への配備は無理があるとの申し入れを強調しつつ、「再調査期限の4月30日が目前に迫るが、現在行われている20ヵ所のゼロベースでの再調査を踏まえ、適地選定については、地元住民の理解はもちろん、秋田県民に理解を得られるよう緊張感をもって説明してもらいたい」として、改めて申し入れを行った。続けて・・・
※写真=自民党秋田県連は河野太郎防衛大臣と会談し、イージス・アショア配備に関して地元団体へ引き続き丁寧な説明をするよう求めた
※写真=当日は自民党秋田県連の金田勝年会長はじめ4名の国会議員が出席した