ウイングトラベル
エールフランスKLM、3月旅客数56.6%減少
新型コロナで大幅減、利用率20.5ポイント減
エールフランスKLMグループは4月9日(ロワシー現地時間)、同グループ(エールフランス、KLM、トランスアビア)における3月の航空旅客数が、対前年比56.6%減少した360万人に留まったことを発表した。需要を示すRPKも50.6%減少。新型コロナウイルスの感染拡大で航空需要が大幅に減退し、さらに各国政府が講じた渡航・入国制限によって、世界の航空会社は大打撃を受けている。
エールフランス、KLM、そしてトランスアビアのグループ3社における座席供給量を示すASKは対前年比35.5%減少。前述したようにRPKも50.6%減と大きく需要が減退しており、結果として搭乗率を示すL/Fは20.5ポイント前年を下回る67.1%に留まった。
大幅な旅客数減少に見舞われているエールフランスKLMグループだが、4月9日には、エールフランスおよびKLMが、それぞれ各国政府や金融機関との緊密な協議に乗り出していることを発表。その他にもコスト削減や投資計画の見直し、税金の支払い時期の後ろだおし交渉など、これまで様々な生き残り策を打ち出しており、新型コロナウイルスという未曾有の危機を乗り越えようとしている。