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2020.04.15

WING

レイセオン、民間航空宇宙分野の従業員給与を10%削減

ヘイズCEOが従業員にメッセージ、理解を求める

 レイセオン・テクノロジーズは4月14日(米国現地時間)、グレッグ・ヘイズCEOが新型コロナウイルスのパンデミックという状況下での事業方針について、従業員に対するメッセージを発表した。
 ヘイズCEOはメッセージで、6月1日から2020年末までの間、レイセオン全社の正社員、プラット&ホイットニーおよびコリンズ・エアロスペースの従業員の給与を10%削減することを発表。また、対象となる従業員については今年の有給休暇に加えてさらに15日間を支給することにし、その日付は事業および部署の責任者が指定するとしている。さらに、役員に対しては従業員と同じ期間、自主的に報酬の20%を返上することを求めると述べている。ちなみに、レイセオンの防衛分野を担当している、レイセオン・インテリジェンス&スペース、レイセオン・ミサイル&ディフェンスについては、米国防総省および同盟国のニーズに応えるために、事業を完全稼働し続ける義務があることから、前述の給与削減などは行わないとのことだ。