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露・中海軍日本近海で活動、露フリゲート4隻確認
中艦艇が沖縄-宮古間を通過、太平洋へ航行
日本近海でロシアおよび中国海軍の活動が活発だ。統合幕僚監部は、宗谷岬北東の海域で6月16日、東進するロシア海軍グリシャV級フリゲート計4隻を確認。翌17日には、久米島付近で中国海軍ジャンカイII級フリゲート1隻を確認したと発表した。いずれも、現時点で自衛隊艦艇などへの危険な行動や、日本領海内への侵犯などは認められていない。
統幕によると、ロシア海軍艦艇は6月16日午前3時ごろ、海上自衛隊第1ミサイル艇隊「くまたか」(余市)が、宗谷岬北西沖約35キロの海域を東進するグリシャV級小型フリゲート2隻を確認。さらに、同日18時30分ごろに「くまたか」および海上自衛隊第2航空群P-3C(八戸)が、宗谷岬北西沖約50キロの海域を東進する同型のフリゲート2隻を確認した。この4隻の艦艇はその後、宗谷海峡を東へ向かい航行したことを確認した。