記事検索はこちらで→
2020.04.15

WING

ANA機、ミャンマー付近上空で冷却系不具合

印・チェンナイに救援便で向かう途中に緊急着陸

 航空局は4月15日、去る4月14日19時27分頃、ミャンマー付近上空を飛行中の全日空のANA825便(787-9型機、JA839)が、緊急事態宣言をしてバンコクの空港に緊急着陸したことを発表した。同機は新型コロナウイルス関連の救援便として、成田空港からインドのチェンナイに向けて飛行中だった。
 航空局によると、ANA825便は4月14日13時10分頃、成田空港を飛び立って、目的地であるチェンナイに向けて飛行中、ミャンマー付近上空高度約1万2200メートルにおいて、後方電子機器室の冷却系統の一部に不具合が発生したことを示す計器表示があった。そのため、目的地を急遽、バンコクに変更。管制の指示により空中待機していたが、燃料が欠乏する可能性を考慮して緊急事態を宣言して、22時32分にバンコクに着陸した。
 当該便は前述したとおり、救援便としてチェンナイに向かっていたことから、乗客は搭乗しておらず、乗員3名のみが搭乗していた。
 なお、当該便はバンコクに着陸してしまったため欠航となったが、ANAは欠航することとしていた4月15日のANA825便を運航することにした。