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2020.04.16

ウイングトラベル

1〜3月期の訪日外国人消費額は6727億円  

観光客数急減で、前年同期比41.6%減に

 観光庁が発表した今年1〜3月期の訪日外国人旅行消費額(1次速報値)は前年同期比41.6%減の6727億円となった。新型コロナウイルスの感染拡大により多くの国々で政府による入国制限や海外旅行の禁止措置などが講じられ、旅行者数が大きく落ち込んだことが響いた。
 国・地域別の旅行消費額を見ると最も大きかったのは中国の2348億円となった。次いで台湾が934億円、香港が538億円、米国が421億円と続いた。前年比ではベトナムが26.9%増の283億円となった以外では、すべての市場が前年を下回った。特に韓国は75.4%減の377億円、中国が44.7%減と大きく落ち込んだ。なおベトナムの上昇については観光客ではなく、留学生を中心とした長期滞在者が消費を下支えしたと観光庁は分析している。
 費目別での構成比を見ると、最も大きかったのが買物代で30.4%、次いで宿泊費が30.3%、飲食費が23.3%、交通費が10.3%、娯楽等サービス費が5.5%となっている。

 

※写真=大阪法善寺横丁(Photo by O-seop Sim)