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2020.04.17

WING

ボーイング、ワシントン州内の民間機工場を再稼働へ

段階的再開が決定、3月末以来の工場再開

 ボーイングは4月16日(ワシントン州現地時間)、新型コロナウイルスの感染拡大で、3月末から稼動を停止していたワシントン州内の民間航空機関連の各工場について、来週中に再稼働する方針を固めた。段階的に生産ラインを再稼働する。これにより、エバレット、レントンを中心に、ワシントン州内に点在する部品工場などが、再び稼動を始める。ちなみに、ワシントン州内における防衛関連の生産については、今週すでに生産を再開しており、約2500名が現場に復帰していたという。
 ボーイングによれば、737型機、747型機、767型機、そして777型機関連を担当するスタッフについては、4月20日の第3シフトから復帰を開始し、4月21日までにほとんどのスタッフが復帰する。一方、787プログラムに従事するスタッフは、4月23日の第3シフトから復帰を開始し、4月24日までに大半のスタッフが仕事に戻る計画にあるとしている。これにより、ピュージェット湾周辺のボーイング工場に勤務している約2万7000名のスタッフが各生産ラインに復帰することで、一度は完全にその灯火が消えてしまったボーイング民間航空機の生産に、再び火が灯ることになる。ただ、引き続き、サウスカロライナ州にある787組立ラインは、その稼動を停止している。

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