ウイングトラベル
★新型コロナ減速、欧米、経済再開に動き出す
旅行に向けて段階的に解除、韓国も緩和へ
新型コロナウイルスの感染者数は現在も増加を続けているが、中国に続き、欧米や韓国でも1日の感染者数が減速し、ピークアウトの声も出始めた。各国ともに非常事態宣言などによる厳重な都市封鎖、営業禁止、外出禁止などの措置を一部緩和する方針を決定した。
一方で、日本、インド、アフリカ等は感染者が増加しており、予断を許さない状況が続いている。政府は全国に緊急事態宣言を発令し、13都道府県を特別警戒地域に指定して、ゴールデンウィーク期間の5月6日までの外出、観光自粛を要請しているが、同時期まで感染者の増加が減速しないと、欧米・アジアなどの経済再開の動きから取り残される懸念も出てきた。
米国はトランプ大統領が4月16日、3段階による「アメリカ再開」(Opening up America Again)のガイドラインを発表した。連邦政府が支援し、各州の判断で経済を再開する。
第1段階は制限は継続されるが、飲食店、映画館、礼拝所、スポーツ施設などの営業再開が可能とする。第2段階は移動制限を解除、学校が再開、旅行も認める。第3段階は感染症対策を続けながら通常通りの活動ができる。
ドイツは4月15日にメルケル首相が制限措置の緩和に関する連邦政府と各州政府の間の合意事項を発表し、接触制限等の措置を5月3日まで延長するともに、5月4日以降に学校の一部再開、800平米以下の店舗再開などを認める。国内外の旅行は引き続き行わないように求められるが、次の段階では認められる模様。4月30日に5月4日以降の措置が決定される。
※新型コロナウイルス対策の制限措置について会見するドイツ・メルケル首相(ドイル連邦共和国公式サイトから)