記事検索はこちらで→
2020.04.20

WING

★ロステック、21年に飛行船の試験機2種開発へ

 極北や極東の遠隔地輸送で活用見込む

 

 ロステックはロシア現地時間の4月17日、傘下のロスエレクトロニクスが開発中のモジュール構造による容量可変式の飛行船について、2021年に2種類の試験機を開発すると発表した。このモジュール構造飛行船は、船首から船尾区画間にいくつかの貨物モジュールを設置可能とする半硬式飛行船。飛行船の長さ自体を変えることで、より多くの貨物を運ぶことが可能で、各モジュールのペイロードは合わせて4トンまで積載可能とする。開発は、ロスエレクトロニクス構成企業のドルゴプルドネンスキー自動化設計局が担当している。

 

※写真=ドルゴプルドネンスキー自動化設計局で開発中のモジュール構造飛行船(提供:ロステック)