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2020.04.21

ウイングトラベル

★ノルウェー・エアシャトル、乗員子会社4社が破産申請

 パイロット1571名、客室乗務員3134名の雇用に影響

 ノルウェー・エアシャトルは4月20日(現地時間)、パイロットや客室乗務員ら雇用するグループ子会社の破産を申請したことを発表した。破産を申請したのは、ノルウェジアン・パイロットサービス・スウェーデン、ノルウェジアン・パイロットサービス・デンマーク、ノルウェジアン・キャビンサービス・デンマーク、そしてノルウェジアン・エアリソース・デンマークの4社。同社によると、この経営破たんによって、パイロット1571名、客室乗務員3134名が影響を受けるとしており、一方でノルウェー、フランス、イタリアを拠点とする約700名のパイロットと1300名の客室乗務員は影響を受けないとしている。
 ノルウェー・エアシャトルのジェイコブ・シュラム最高経営責任者(CEO)は、「新型コロナウイルスが航空業界に与えた影響は前例のないもの」との認識を示しつつ、「最後の手段としての決定を回避するためにできる限りのことを行い、スウェーデンとデンマークの両政府の支援を得られるように要請した」と振り返った。

 

※写真=ノルウェー・エアシャトル傘下の乗員子会社4社が破産申請した。必要な政府支援を受けられなかったなどと嘆く(提供・ノルウェー・エアシャトル)