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2020.04.22

ウイングトラベル

★コロナ収束後、60%が1〜2ヵ月で旅行再開

 40%半年以上控え、69%家計安定まで見送り

 新型コロナウイルスの感染拡大が収束すれば、60%の人々が1〜2ヵ月ほどで、旅行や渡航を再開する−−−。国際航空運送協会(IATA)が実施した委託調査で、こうした動向が明らかになった。一方で残りの40%の人々については、旅行・渡航再開の時期は感染収束後、6ヵ月以上に渡って控えるとしている。また、新型コロナ危機により世界経済は不況へと突き進んでおり、個人の家計にも大きな影響を及ぼしている。そのため、69%の人々が家計が安定するまで旅行再開を見送るとも回答しており、感染が収束したポスト・コロナ時代における航空業界にとって、航空輸送のウイルスに対する「安全性の信頼回復」と「家計」が、需要回復の大きな重しとなりそうだ。
 新型コロナウイルスの感染拡大は未だ収束していないが、中国の国内線市場で供給座席数が徐々に回復しつつあるほか、新型コロナウイルスの感染率が比較的に低いレベルで推移しているオーストラリアの国内線市場でも、航空輸送を使った渡航再開の初期兆候がみられている。

 

 需要回復の光は国内線も、収束後即座の回復なし
 今週中にも業界再開に向け計画策定に着手も