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2020.04.23

ウイングトラベル

★JALの19年度通期業績、新型コロナで下方修正

 前回予想より売上5%減、営業利益は28.6%減に

 日本航空(JAL)は4月22日、新型コロナウイルス感染症の拡大を踏まえ、2019年度通期業績(2019年4月1日〜2020年3月31日)を下方修正した。前回発の2020年1月31日予想と比べて、売上高が5%減の1兆4110億円となって、営業利益が28.6%減の1000億円、経常利益が29.7%減の1020億円、当期純利益が43%減の530億円になるとした。第4四半期に与えた感染症拡大の影響は非常に大きなものとなった。
 JALは第4四半期の経営環境について、国内外で感染症が拡大するのに伴って、世界各国で入国制限や検疫強化などの措置が取られた影響が大きいとした。さらに、政府によるイベント自粛や、大型テーマパークの休園、首都圏での外出自粛要請によって、2月以降の国際線・国内線の旅客需要が急激に落ち込んだと説明。そのため、前回発表予想よりも売上高として750億円減少を見込むとした。