記事検索はこちらで→
2018.06.19

ウイングトラベル

チェジュ航空CEO「韓国へ最も便利な航空会社に」

7月に清州・グアム、11月LCCターミナル移転

 チェジュ航空のイ・ソクジュ代表取締役社長兼CEOが来日し、7月21日の関西−清州と関西−グアム線就航、11月1日の関西空港LCC第2ターミナル移転を契機に、関西国際空港を起点に競争力を高め.韓国旅行、グアム旅行に一番便利な航空会社をめざすことを明らかにした。
 同社は2006年6月に韓国国内線に就航し、2年後の2008年7月11日に初の国際線、広島−清州線を開設し、今年で10年目となる。その間、金浦、仁川、釜山、務安から関西、東京、名古屋、福岡、札幌、那覇、松山に路線を広げ、現在、日本の7都市・12路線を運航している。
 これに加えて、7月21日から関西−清州線を週7便、関西−グアム線を週6便運航を開始する。使用機材はボーイング737-800型機で、座席数はオールエコノミー、189席。清州線の運航で関西空港と韓国5都市、グアム線を加えて6都市間を週76便運航することになり、関西国際空港のネットワークを大幅に拡充する。
 

 

 グアム就航で日本人旅行者の需要拡大に対応
 2ビル移転でキオスク設置、PSFC1500円値下げ

 
 また、関西−グアム線の就航については、関西−グアム線は2016年には全体で週28便運航されていたが、毎年減少し、現在は週14便の運航のみ。同社では、関西−グアム線の供給不足を補い、グアムへの需要に対応するために運航を決定した。
 同社のグアム路線は現在、仁川から週19便、釜山から週7便の週26便運航しており、関西線の就航で、グアム線は週33便に拡大する。
 同社は、11月1日からのLCC専用の第2ターミナルに移転する。イCEOは、第2ターミナル移転を契機に、日本−韓国間のアウトバウンド、インバウンドの旅行者拡大を持続的に推進することを改めて表明した。
 同社では、第2ターミナルにキオスク7機を設置し、日本人旅行者の自動手続きを可能にする。また、第2ターミナルに移転することで、旅客サービス施設使用料(PSFC)が第1ターミナルの大人1人2730円から1230円へ1500円下がることで、日本人・韓国人旅行者の費用負担を抑え、旅行者の利便性がする。

 

※写真=来日したチェジュ航空のイ・ソクジュ代表取締役社長兼CEO(左)と、関西エアポートのグレゴリー・ジャメ専務執行役員最高商業責任者(航空担当)