ウイングトラベル
★デルタ航空第1四半期決算、5.3億ドルの赤字
第2四半期収益9割減見込み、旅客便85%削減
デルタ航空が発表した2019年第1四半期(1〜3月期)の決算は営業収益が前年同期比18%減の85億9200万ドル。純損益が7億3000万ドルの黒字から5億3400万ドルの赤字に転落した。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大で急激な航空需要の減少が収益を圧迫した。同社は第2四半期(4〜6月期)の収益は前年比90%減となると予測。さらにキャッシュの維持と流動性の強化を最優先事項とし第2四半期末までに約100億ドルの流動資金を確保する見込みであることを明らかにした。
営業収益の内訳は旅客部門が18%減の75億6900万ドル、貨物部門が21%減の1億5200万ドルとなった。路線別の収益では、太平洋路線が33.3%減の3億8500万ドルとなった。また、米国国内線は16.9%減の56億100万ドル、大西洋路線は23.8%減の8億1800万ドル、中南米路線は11.2%減の7億6500万ドルとなった。全路線の搭乗率は9.6ポイント減の73.1%となった。