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2020.04.28

ウイングトラベル

★香港政観、プロモーション予算に55億円投入

 1500人参加のウェブ・カンファレンスで発表

 香港政府観光局(HKTB)は4月24日に香港の旅行業界向けにウェブ・カンファレンスを開催し、香港の観光に関する最新情報と今後の展望、リカバリープランの概要を発表した。それによると、香港政観は新型コロナウイルス感染症の収束とともに観光再開をめざし、旅行業界のプロモーション・サポート予算として約4億香港ドル、日本円で約55億円を割り当てたと発表した。
 デーン・チェン香港政観理事長は、今回のウェブ・カンファレンスで、香港の観光事業を再び活性化するためにまとめた3段階の計画を説明した。具体的な実施時期は、コロナウイルスの収束状況に応じて決定する。
 フェーズ1の現在は「回復に向けた準備段階」として、香港政観は香港観光のリカバリープランを準備する。
 フェーズ2は「回復段階」として、コロナウイルス収束の兆しが見えたら、まずは香港内にフォーカスを当て、観光客にポジティブなメッセージを送り、街への自信を取り戻すために、地元の人々へ様々な地域やコミュニティ文化の再発見を促し、香港のポジティブな雰囲気つくりを促進する。同時に、香港政観は香港への渡航興味を喚起するため、個々の市場動向に基づき、旅行業界と戦略的なプロモーションを展開する。
 フェーズ3は「再始動」として、香港の観光イメージを再構築するため、メガイベントや新しい観光ブランドキャンペーンを実施する。

 

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※写真=香港政府観光局のパン・ユウカイ会長(左)とデーン・チェン理事長(右)