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2020.04.28

ウイングトラベル

★新型コロナ感染者数300万人、死者20万人超え

 欧米減速、ロシア・中南米・アフリカ拡大

 ジョンズ・ホプキンス大学システム科学工学センター(JHU-CSSE)の集計によると、4月28日午前8時半現在の新型コロナウイルス感染症の累計患者数は、世界185カ国・地域で303万6770人となり、遂に300万人を超えた。死亡者も21万804人と20万人を超え、致死率は6.9%と7%台に近づいた。一方で、回復者は89万2291人と90万人に近づき、回復率は29.4%と3割に迫っている。
 そうした中で、感染者が拡大していた西欧・中欧はピークに達し、減速傾向を見せ始めた。米国も感染者は98万7022人と100万人が目前だが、感染者数の増加は波はあるものの減速の兆候が出始め、26日の感染者数は2万7600人と3万人を抑え込んでいる。死亡者は5万6144人で、致死率は5.7%と世界平均を下回り、経済再開が動き出した。

 

 アジア、封じ込め成功と感染拡大の二極化

 さらに、アジア・オセアニアでは中国、香港、マカオ、台湾、韓国、タイ、ベトナム、ニュージーランドなどが封じ込めに成功する一方で、インド、日本、シンガポール、中東のサウジアラビア、カタール、UAEなどが拡大して対策を強化するなど二極化してきた。シンガポールや中東諸国は工業団地などがクラスターとなり、そこで働く外国人労働者の多くが感染している。

 

※JHU-CSSEによる新型コロナウイルス感染状況マップ