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スカンジナビア航空、5000人削減向け協議開始
需要回復には数年、危機の現状に照らした規模に
スカンジナビア航空は4月28日(現地時間)、新型コロナ危機発生以前の旅客需要のレベルに回復するには数年を要するとして、同社の従業員数を最大5000名削減するプロセスを開始することを発表した。
スカンジナビア航空は、新型コロナ危機の発生により、航空需要のほとんどが失われ、航空会社の収益の基盤を喪失したことに言及。同社は現在、ノルウェーとスウェーデンのごく限られた国内線ネットワークのみ運航中だ。
その上で、「航空会社にとって重要な夏のシーズンには、限定的ながらも活動することを期待している」とコメント。ただ、「需要がCOVID-19危機の前に見られたレベルに戻るまでに数年かかる可能性がある」として、人員削減に踏み切る構えをみせた。
※写真=スカンジナビア航空が5000人規模の人員削減へ。新型コロナは北欧のキャリアをも震撼させている