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2020.05.01

ウイングトラベル

★IAG、1-3月期は5億3500万ユーロの赤字に

 新型コロナショック、最大1万2000名の解雇視野

 インターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)が4月28日(現地時間)に発表した2020年第1四半期(1-3月期)決算によると、期間中の営業損益が5億3500万ユーロ(620億円)の損失だったことを発表した。売上高は前年同期比13%減少した46億ユーロにまで落ち込んだという。ちなみに第1四半期には燃料および為替ヘッジで13億ヨーロの損失が発生したなどと説明している。
 IAGは、2019年のレベルまで旅客需要が回復するには、数年を要するとの見解を示しており、その影響を緩和するべく、リストラなどの大鉈を振るう構えだ。
 すでに4月から英国政府による新型コロナ雇用維持制度を利用するかたちで、2万2626名のスタッフを一時帰休としたが、需要の回復には数年を要するとの見方から、リストラが不可欠と判断したようだ。

 

※写真=ブリティッシュ・エアウェイズらを擁するIAG。新型コロナで1-3月期は5億3500万ユーロもの損失を計上する結果に