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ジャベリン対戦車ミサイルの最新型が完成
多目的弾頭により、必要弾種削減図る
ロッキード・マーティンは5月6日(米国東部標準時)、レイセオンミサイル&ディフェンスと共同開発しているジャベリン対戦車ミサイル(FGM-148)で最新型となるF型(FGM-148F)が完成したと発表した。
ジャベリンは撃ち放し機能を持つ歩兵携行対戦車ミサイルで、1996年の導入以来、米軍や同盟国軍がアフガニスタンやイラク戦争をはじめとする5000回以上の交戦で使用している。最新型のFGM-148Fは多目的弾頭を備え、爆発反応装甲(ERA)を含む現在の装甲から将来の装甲までを貫徹することができるほか、ソフトターゲットや軽装甲車両用に鉄破片を加えてあるという。
ロッキード・マーティンは、「F型の弾頭には爆風による破砕や対戦車爆薬など複数の機能を持たせており、目標毎に複数の弾頭を用意する必要性を減らす」と述べている。
※写真=ジャベリン対戦車ミサイルの最新型となるFGM-148Fが完成(提供:ロッキード・マーティン)