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ボーイング、ロイヤル・ウィングマンを豪州空軍に納入
地上試験開始へ、今年後半には初飛行も
ボーイングは5月5日(シドニー現地時間)、ボーイング・オーストラリアが開発中の無人機システム「ロイヤル・ウィングマン」こと「ボーイング・エアパワー・チーミング・システム」(ATS)(ATS)のプロトタイプを、豪州空軍に引き渡したことを発表した。「ロイヤル・ウィングマン」はいよいよ地上試験へと入り、計画通りに今年後半には初飛行する計画だ。
「ロイヤル・ウィングマン」は全長11.7メートル(38フィート)あって、その航続距離は約2000海里。人工知能(AI)による単独自律飛行はもちろん、有人機と連携した飛行も可能だ。各種センサを搭載してISR任務のほか、電子戦任務に主に使用することなどといったミッションで利用することを想定する。
オーストラリアのスコット・モリソン首相はプロトタイプ機の受領について、「我々の国にとって、そしてオーストラリアの国防にとって真に歴史的な瞬間だ」と強調。「ロイヤル・ウィングマンは、・・・
※写真=ボーイングが豪州空軍にロイヤル・ウィングマンのプロトタイプを納入。いよいよ地上試験をスタートし計画通り今年後半には飛行試験を実施する(提供:ボーイング)