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ボーイング、777Xの2号機が初飛行
ワシントン州上空を約3時間飛行
ボーイングが開発中の777Xの2号機(WH002)が、去る4月30日(米国ワシントン州現地時間)に初飛行することに成功した。初飛行は2時間58分で、ワシントン州上空を飛行してシアトル郊外のボーイングフィールドに着陸した。
ボーイングは777Xの飛行試験機を合計4機製造する計画で、今回初飛行を達成したのは、その2号機。操縦特性など、各種航空機の性能試験に投入する。
ボーイングによれば、777X初号機を投入して4月30日までに、様々な条件下において約100時間飛行していたとのこと。この試験を通じて初期耐空性が実証されたため、試験チームは地上のテレメトリステーションのみならず、機上試験を監視するためのスタッフを追加して、より遠距離でのテストを開始することができるようになったという。
新型コロナウイルスの感染拡大で、ボーイング民間航空機部門の本拠地であるワシントン州が緊急事態宣言を発し、ボーイング民間航空機部門における製造・試験など、一時的に全てがストップ。777Xの開発も影響を受けることになったが、再開に漕ぎ着けた。・・・
※写真=777Xの2号機が初飛行に成功。新型コロナで一時ストップした777Xの開発が再び動き出した(提供:ボーイング)