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米陸軍とPAC-3MSEを60億7000万ドル製造契約
需要に応えるべく製造施設の拡張も実施
ロッキード・マーティンは去る4月30日(米国中部時間)、米陸軍とPAC-3MSEと関連装置を60億7000万ドルで製造する契約を結んだと発表した。
この契約には、米国のほか、日本やカタール、ルーマニア、ポーランド、UAE、スウェーデン、韓国、バーレーン、ドイツの計10ヵ国の調達分が含まれており、ロッキード・マーティンはPAC-3MSEとランチャー改造キット、関連機器などを製造することになる。なお、ミサイルを含めた製造機器21会計年度から23会計年度にかけて納入するとのこと。
また、ロッキード・マーティンではPAC-3MSEの需要に応えるため、アーカンソー州カムデンの製造施設では8万5000平方フィートの拡張施設を建設中だという。この拡張施設は2021年第4四半期に完成し、2022年第1四半期には稼動を開始するとのこと。