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米国務省、フィリピン向け攻撃ヘリのFMS承認
AH-64EとAH-1Zを6機ずつ、見積金額は計19.5億ドルに
米国務省は4月30日(米国東部時間)、フィリピン共和国に対する攻撃ヘリコプターのAH-64EとAH-1Zの有償軍事援助(FMS)を承認したと発表した。見積もり金額としては、AH-64E 6機とエンジンなどで15億ドル、AH-1Z 6機とエンジンなどで4億5000万ドルの計19億5000万ドルになるとのこと。国防総省安全保障協力庁(DSCA)は、同日に議会に要求承認を通告した。
AH-64Eの見積もり内容としては、機体が6機のほか、T-700-GE-701Dエンジンが18基(12基搭載、補用6基)と15基のハネウェル製組み込み型GPS/慣性航法・測位装置(12基搭載、補用3基)となっており、そのほかAGM-114ヘルファイアミサイルが200基、M36E9訓練用ヘルファイアミサイル12基、APKWSキット300個、同誘導装置1700個をはじめとする多数の各種武装、レーダーセンサー、訓練、ロジスティクスサポートなどが含まれている。
一方、AH-1Zの見積もり内容としては機体6機のほか、T-700 GE 401Cエンジンが14基(12基搭載、補用2基)、7基のハネウェル製組み込み型GPS/慣性航法・測位装置(6基搭載、補用1基)で、武装としてはAGM-114ヘルファイアミサイル6基のほかにM197 20ミリ機関砲7基(6基搭載、補用1基)、AIM-9Mサイドワインダー訓練弾2基などの各種武装、各種レーダーセンサー訓練、ロジスティクスサポートなどが含まれている。