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河野防相、関係国と電話会談で意思疎通
中国の領海侵入「国際的な思いに添ってない」
河野太郎防衛大臣は5月1日の会見で、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大によって、残念ながら「防衛交流に影響が出ていることは否めない」と言及。これまで米国、英国、フランス、ドイツの防衛担当大臣と電話会談を行ってきたが、今後も継続してポストコロナなど、各国の対応について意見交換を行う考えを示した。
そうした感染症が拡大する中で、活動を活発化させる中国について、「他国の意図を中々推し測るのは難しい」と前置きした上で、東シナ海での領海侵入、接続水域への入域、航空機の領空接近など挙げて「変わらずに、あるいは、増えているという状況がある。これは、コロナウイルス対策をしっかりやっていきましょうという国際的な思いに添ったものだとは言い難い」として、中国に自制を求めると述べた。