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SFJ20年3月期、最終損益で4億円の赤字転落
新型コロナ影響で営業収入が大幅減
スターフライヤーが発表した2020年3月期決算(2019年4月1日~20年3月31日)によると、当期純損益が4億円の赤字に転落したことが明らかになった。前年同期は5億1300万円の黒字だった。なお、売上高は1.2%増加した404億1600万円と増収。利益面では営業利益が99.7%減少した300万円、経常利益は96.3%減少した4600万円と、大幅な減益だった。
スターフライヤーを取り巻く環境は、LCCなど他社との厳しい競争環境にあったことに加えて、年度終盤には新型コロナウイルス感染拡大で需要が大幅に減退。スターフライヤーは大幅な減便をせざるを得ないなど、苦しい状況に追い込まれている。
そうしたなかスターフライヤーは2019年度、提供座席キロが増加したことなどにより、航空運送事業収入は1.2%増加した402億3900万円を確保。附帯事業収入は8.6%増加した1億7700万円だった。しかしながら、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う日本国内における移動自粛や台湾における入国制限等の影響を強く受け、・・・
※写真=スターフライヤーが4億円の赤字に転落。激しい競争に加えて新型コロナで厳しい経営環境が続く