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三井E&S造船、海自向け音響測定艦を受注
「ひびき」型の3番艦、2021年3月竣工
三井E&S造船はこのほど、防衛省・海上自衛隊向けの「ひびき」型音響測定艦1隻を受注した。竣工は2021年3月を予定している。
音響測定艦は、高性能聴音装置一式を搭載しており、洋上における音響情報収集を主任務としている。荒天中でも安定した音響測定を実現するために、波浪による影響を受けにくい半没水型双胴船型(SWATH船型)という特殊な船型を採用する。
三井E&S造船によると、同社は海上自衛隊が現在保有している音響測定艦「ひびき」(1991年竣工)、「はりま」(1992年竣工)を建造した実績があり、この2隻に次ぐ音響測定艦の建造となったという。
※写真=海上自衛隊の「ひびき」(提供:海上自衛隊)