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2020.05.08

ウイングトラベル

★ヒルトンとハイアットが新たな衛生基準策定

 専門家が監修、これまで以上に厳格化
 
 ヒルトンとハイアット ホテルズ コーポレーションは新型コロナウイルスの世界的な拡大を受けて、新たな衛生基準を導入することを発表した。今回の感染症の問題を受け宿泊客が衛生関連の安全性に対する関心が一層高まることを受けて、清掃メーカーや医療機関などの専門家と連携し、世界各地の宿泊施設で高度な衛生環境を整えていく方針だ。
 ヒルトンは6月に新たな取り組み「ヒルトン・クリーンステイ・ウィズ・Lysolプロテクション」を開始する計画だ。「ライゾール」や「デトール」などの洗浄・消毒製品を手掛けるRB社と全米屈指の医療機関であるメイヨー・クリニックの協力のもと高度なプロセスを導入したほか、従業員へのトレーニングも開始した。
 ハイアットは新たな衛生基準「グローバルケア&クリーン」を発表。新基準は従来から実践してきている厳格なプロトコルを基に衛生基準を多層的に構築したもので、グローバル・バイオリスク・アドバイザリー・カウンシル(GBAC)による認証プロセスと従業員トレーニングのためのリソースを提供する。さらに医療や旅行業界など分野を超えたワーキンググループを発足し、ホテル滞在に伴うさまざまな状況について衛生面に関する助言を受けることができる体制を構築する。

 

※写真=ヒルトンは「ヒルトン・クリーンステイ」を導入する

 

※写真=ハイアットは「グローバルケア&クリーン」を世界のホテルで展開する(写真はハイアット リージェンシー セントルイス アット ジ アーチ)