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航空科学博物館、新型コロナで存続危機
クラウドファウンディングを実施へ
新型コロナの影響で休館が続く航空科学博物館(千葉県芝山町)が、資金難に喘いでいる。入館者数は9割減少し、入館料、売店・レストランの収入などがほぼ「ゼロ」になってしまったとして、「このままでは当博物館が存続できなくなってしまうという大変危機的状況に陥っている」という。そこで、クラウドファウンディングを実施することを決めた。
航空科学博物館は昨年に開館30周年を迎えリニューアル。様々な貴重な資料が保存されているほか、成田空港を離発着する航空機を見ることができるなど、航空ファンの聖地の一つだ。
しかしながら新型コロナの影響で今年3月2日から23日までの22日間臨時休館し、その後3月24日より営業を再開したものの、外出自粛や緊急事態宣言などによって、4月9日から臨時休館が続いている。
存続危機に瀕している航空科学博物館はクラウドファウンディングで調達する資金について、博物館の運営資金や展示物・建物の修繕費用として活用する方針だ。
プロジェクト支援者には寄付金額に応じて様々なプレゼントを用意している。例えば、有効期限のない招待券や航空科学博物館オリジナルグッズ、友の会会員証(年間パスポート)、博物館売店限定商品券のほか、フライトシミュレーター(737MAX)1時間貸切などのリターンを受けることができる。
(航空科学博物館のクラウドファンディングページ)
https://camp-fire.jp/projects/267500/preview?token=tjbmikyp
※写真=新型コロナで存続の危機に瀕している航空科学博物館。写真は昨年7月29日に挙行した開館30周年記念式典のテープカットセレモニー
http://jwing.net/w-daily/pict2020/2005/0511kouku1-w.jpg