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2020.05.11

WING

JALグループGW、国際線旅客99.1%減の2030人に

コロナ禍で航空需要激減、国内線旅客は95.1%減

 日本航空(JAL)グループは2020年度GW期(4月29日〜5月6日)の利用実績について、国際線の旅客数が前年同期比99.1%減の2030人、提供座席数が94.7%減の1万3220席、利用率が72ポイント低下した15.4%だったと発表した。新型コロナウイルス拡大のため、政府の緊急事態宣言など外出自粛が続き、低調な繁忙期となった。
 国際線の運航は、コロナ渦での航空需要低下などのため、期間中はほとんど運航することがなかった。その中で、厳しいロックダウン措置を取るインドからの帰国需要に対応するため、5月4日にデリー発羽田着となる国際臨時便を運航。同便は満席になるほどの利用があった。
 国内線(JAL/J-AIR/HAC/JTA/JAC/RAC)は期間中、旅客数が95.1%減の4万7646人で、提供座席数が70.9%減の31万6929席、利用率が75.3ポイント低下の15%となった。国際線ほどではないものの、外出自粛の影響で著しく航空需要が低下した。各方面で利用率が2割弱まで落ち込んだ。また沖縄県に関しては、県外からの旅客数は約3200人だった。北海道は、道外からの旅客が約5200人となった。
  その中で、貨物便は国際・国内線とも臨時便を運航。従来は旅客便ベリー部を活用して貨物運送を行っていたが、旅客便の運航が減ったため、貨物需要に応えるためにも臨時便が必要になった。期間中、国際線では227便、国内線では92便の貨物臨時便を運航した。・・・・。