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2020.05.11

WING

ANAのGW実績、国際線旅客が97.3%減の6591名

国内線旅客も96.5%減、内際共に壊滅状態

 全日空が5月8日に発表した今年のゴールデンウィーク期間(4月29日〜5月6日)における利用実績によれば、国際線旅客数は前年同期のわずか2.7%(同:97.3%減)となる6591名に留まった。一方、国内線についても3.5%(同:96.5%減)の4万5228人と、驚愕の数字が並んだ。
 国際線についてANAは、世界各国の出入国制限措置および緊急事態宣言などの影響を強く受けて、全方面で需要が激減。運休・減便で崩壊した国際線ネットワークの提供座席数は、90.8%減少した2万6992席に留めたが、それでも利用率は57.6ポイント減少した24.4%と低水準だった。
 最初に新型コロナウイルスの感染拡大が確認された中国方面は提供座席数が実に99.3%減少。旅客数も289人に留まった。その後、爆発的な感染が確認された欧米方面をみてみても、北米方面の提供座席数が81.7%減、欧州方面も92.1%減となるなど、壊滅的な状況となった。さらに、A380を投入して供給拡大を図ったハワイ線に至っては運休により提供座席数が「ゼロ」となった。
 一方、国内線についても全方面で需要が激減・・・・。