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新型コロナ影響、航空各社のGW利用実績は壊滅
国際線はANA・JAL合計でも8621名、国内線も95%減
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、政府の緊急事態宣言や外出自粛などの影響で、航空会社各社が5月8日に発表した今年のゴールデンウィーク期間(4月29日〜5月6日)の利用実績は、まさに壊滅的なものとなった。旅客数ベースでみてみると、大手2社の国際線旅客数をあわせてもわずか8621名と、1万人を大きく下回る状況。各社の国内線旅客数も対前年比で95%以上下回るなど、新型コロナの影響を如実に受けた。ゴールデンウィークという稼ぎ時を新型コロナウイルスによって完全に喪失してしまった国内の航空会社各社は、まさに未曾有の危機に直面している。
ゴールデンウィークは本来ならば、夏季繁忙期、年末年始と並び、旺盛な航空需要に沸くところ、今年は新型コロナウイルスの影響で、国際線、国内線ともに様相が一変してしまった。
本邦大手航空会社(全日空〈ANA〉、日本航空〈JAL〉)2社の期間中の利用実績をみてみると、ANAの国際線旅客数は前年のわずか2.7%(97.3%減)となる6591名に、JALに至っては国際線旅客数が0.9%(99.1%減)となる2030人に留まるなど、両社ともに壊滅的だ。
一方、国内線でみてみても、・・・・・・・・・・・・・・。