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2020.05.12

WING

SU-57戦闘機4機が赤の広場上空を初飛行

対独戦勝記念日75周年記念空中パレードで

 統一航空機製造(UAC)は5月9日(ロシア現地時間)、同日の対独戦勝記念日75周年の記念空中パレードで、ロシアが開発した最新戦闘機SU-57 4機がモスクワ・赤の広場上空を初飛行したと発表した。SU-57はUAC傘下のスホーイが開発した第5世代戦闘機で、ステルス性能を持つマルチロール機になっている。当初は2019年内に初号機をロシア航空宇宙軍に納入する予定だったが、12月24日に発生した初号機の墜落事故で延期になっている。
 5月9日は第2次世界大戦におけるソビエト連邦とナチスドイツの戦い「大祖国戦争」で勝利したことを記念し、赤の広場で軍事パレードを毎年行っているほか、ロシア各地でも記念の式典やパレードが行われている。今年は節目となる75周年ということもあって、日本も含む世界各国から来賓を招き大規模な軍事パレードを行う予定だったが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大で軍事パレードは延期し、式典も縮小開催したところ。
 空中パレードに参加した固定翼機としては、SU-57 4機をはじめ、MiG-29、MiG-31K、Su-30SM、Su-35Sといった各種戦闘機・戦闘迎撃機、Su-24、Su-25、Su-34の爆撃機・攻撃機、Tu-160、Tu-95MSの戦略爆撃機、Il-78空中給油機、A-50U早期警戒管制機が参加。また回転翼機としては・・・

 

A-50Uが5年ぶりに空中パレード参加
ロステック「7機目は21年中に納入予定」

 

※写真=ロシアが開発した最新戦闘機SU-57 4機がモスクワ・赤の広場上空を初飛行した(提供:UAC)

※写真=2015年以来5年ぶりに参加したA-50U早期警戒管制機(提供:UAC)