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2020.05.12

ウイングトラベル

★NY州、15日に全域で屋外リクレーション再開

 州北部から4段階の産業別制限緩和措置を実施

 ニューヨーク州のクオモ知事は、経済社会活動を5月15日から再開すると発表した。まずは州全域でテニス等の屋外リクリエーション活動とドライブイン映画館を再開するとともに、再開条件の7基準を満たした州から4段階の産業別制限緩和措置を実施する。
 第1段階は第1次産業の農林・水産業、第2次産業の建設・製造業などから始まり、第2段階で金融・小売業、第3段階でレストン、ホテル、第4段階で芸術、エンターテイメント、スポーツ、リクレーションが解禁となり、教育も再開される。
 7基準を全て満たしているのは、州北部のフィンガーレイクス、サザンティア、モホークバレーの3地域で、また、州北部のノースカントリー、セントラルニューヨークの2地域はあと1基準を満たせば第1段階の制限緩和措置が実施される。
 再開条件の7基準は(1)総入院患者数が14日間連続減少か1日新入院患者数が15人以下(CDC基準)(2)1日死者数が14日間連続減少か1日死者数5人以下(3)新入院患者数が10万人当たり2人未満(4)全ベッドの30%が常用可能(5)ICUベッドの30%が常用可能(6)1カ月で人口1000人当たり30人PCR検査(7)10万人当たり30名以上の追跡要員。
 セントラルニューヨークとノースカントリーは、(7)のPCR検査数をを満たしていない。ニューヨーク市は(3)(4)(5)の基準が未達。

 

*Photo by Lorenzo Moschi