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プーチン大統領、航空産業支援のためのビデオ会議実施
国産航空機リース補助や航空機の早期納入などを計画
統一航空機製造会社(UAC)は5月13日(ロシア現地時間)、ウラジミール・
プーチン大統領がロシア航空業界を支援するための会合を実施したと発表し
た。テレビ会議形式で実施した会合には、UACのユーリ・スルサールUACゼネラ
ルディレクターをはじめ、ロシア航空産業における主要企業のトップ、関係省
庁大臣などが参加。会合では、プーチン大統領およびユーリ・ボリソフ副首相
が、ロシア航空産業支援のため、UACの財政再建や装備品の早期納入、部品の
国産化などに取り組んでいくことを示した。
プーチン大統領は、新型コロナウイルス感染症の流行により、航空輸送量が
国内線で88%減少、国際線はほぼ運航を停止しているため、ロシアの航空輸送
量は90%以上減少していることに言及。航空会社に230億ルーブル、新型コロ
ナウイルス流行地の空港に約110億ルーブルの緊急援助を連邦予算から支出し
ていることについて、関係省庁に実施状況の報告を求めた。そして、・・・
UAC財政問題、長期財政再建プログラムで解決図る
航空機の部品国産化も前倒しへ
※写真=新型コロナウイルスによる航空空需要が世界的に落ち込む中、ロシア
も航空産業の持続的な成長のため、政府支援を強化していくことにした(提
供:UAC)